イタリア料理レシピ

[RICETTA]


[1]: イタリアでパスタとは、皆さんが思っている麺類だけではありません。
麺類のスパケッティやショートパスタなどもそうですが、他にもパンやケーキやお米料理やピッツァなど
粉を練って作る料理をパスタ料理と言います。

まず、イタリア半島としては、紀元前から存在しますが
イタリア国が存在してからまだ百数十年しか経っていません
その前までは、多くの国が存在したイタリア半島でした
ですから、今もイタリアでは、イタリア料理ではなく、おらが国の郷土料理が一番なのです
日本では、北海道,東北,関東,関西,九州,沖縄料理などと大きく区分けできますが
このイタリアという国は、郷土料理といったら大きな区分けでも本が数冊できてしまうぐらいで
各町に郷土料理が存在し、味覚もまったく違う国なのです

南のシチリアに行くと、アフリカ料理のクスクスがイタリアのシチリア郷土料理として食べられ
北のアオスタに行けば、町の名前や料理の名前にもフランス語がでてくる町など日本とは
ちょっと違った国ですね。色々な国に支配させたイタリアの風土が町々にあるようです

パスタで言うと、隣の町は、この幅のパスタを「フィットチーネ」と言えば、隣の町では、「タリアッテレ」などと
言いパスタソースで例えると代表的な郷土ソースだけでも10cm近くの厚さの本、数冊にも及ぶ国なのです


今でもちょっと頑固な国民気質がとても今の時間の流れと違い落ち着きさえ感じられる私です
1つの例として、工事をしている(車通りのある面した建物)建物を覆う工事幕に、その建物の
絵がかいてありすこしでも街の景観を損ねることがないような気配りがある
おおざっぱであり、神経質でもある国がどことなくホットする感じになる

レストランで言えば、うちは、肉料理なんかないよ。魚を食べな!ここの海で獲れた魚が一番旨いよ
ある街に行けば、うちは魚料理なんかないよ。肉をたべな! 肉料理が旨いぜ。ってな具合。だって見なよー
この山ん中に海魚がいるかい? なんて具合に頑固なぐらい郷土料理の世界がここにある

{その昔は、ローマでは、白ワインしかなく、フィレンツェでは、赤ワインしかなかった頃があったらしいが
今は、色々な土地から来る観光客に合わせて商売の為に赤も白も置くようになったんだ} と、ある店主が
言っていたことを思い出します。 でもちょっと残念なのは、このごろ魚が獲れない町でも魚臭い魚料理を
出す店が増えてきたようなきがすることが、ちょっと残念かな?!

でも、ピッツァ発祥の地ナポリのピッツァは、昔から続く製法で今も作り続けている町もあります。
昔は、パスタを手でつかんで持ち上げ、手を目一杯上にあげ、口を大きく開けて放り込む様にして食べていた
イタリア全土の各家庭で自家製パスタを作っていました。今は簡単な乾燥パスタのおかげでなかなか家庭でも
作らなくなったようです。
 
南の地方の生パスタ(自家製)は、セモリナ粉が入り、北部では、セモリナ粉は
ほとんど入れないで作ります。
これは、地で採れた物を使うということです。昔の南部では、
セモリナ粉が採れ小麦粉がほとんど採れなかったという地的な理由でしょう。
北部では、セモリナ粉ではなく豊かな台地のおかげて小麦粉があるという理由からセモリナ粉は使いません

ピッツァは、南部地方が発祥の地です。(世界最古のパンやピッツァかポンペイの遺跡の窯の中で発見)
南部は貧しい暮らしの中、肉体労働する人々とが簡単に安くおなか一杯になるような食べ物を
生活の知恵と立地条件の中でピッツァや乾燥パスタが出来上がったようです。

ですから、ナポリのピッツァは塩分が強く労働者の塩分補給もかねていたのでしょう。
粉に卵やミルクを入れずに水だけで練り上げる為、噛み応えのあり満腹になるピッツァが完成です。
乾燥パスタはグラニャーノという渓谷ぞえの町で生まれました。この辺はイタリア1乾燥した風が吹く所です。


北部に行くほど酪農が盛んな土地になります。(南部は山々に囲まれ平地が少ない)この豊かな土地で採れた米,
小麦粉,肉,乳製品で食べ物も豊富になることが、美食の町が多いと言われる由縁でしょう
こんな町の話は、また今度。

もっと詳しい説明は、イタリア語教室の中にて解説していますのでご覧下さい。
(イタリア語会話方法からイタリア語の料理本を読んで料理の仕方やイタリアの歴史や町並みの解説)

他の料理レシピを見る



TOPに戻る

RICETTA TOP

インデックス

★CDCSpA★
もっと詳しい解説や 他の情報をご覧になるらは パソコンからのアクセスを!
www.pasta-pizza.com にて!

-*-*-*-*-*-*-*-